東金砂神社
【祭神】「大己貴命・小彦名命」
【所在地】茨城県常陸太田市天下野町9740
【由緒沿革】
 平安時代の大同元年、天台沙門宝珠上人が近江の国比叡山日吉権現を勧請・開基し、国家安泰、五穀豊穣の祈願所としたものである。
 翌大同2年には、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、祈願のため多宝塔を建立し、嘉祥2年には慈覚大師が当山に登り、山上からの眺めが比叡山によく似ていたので、羅漢堂を建て16羅漢を安置した。
 また、源頼義・義家親子は奥州征討の際、戦勝を祈願して柄太刀や太刀を奉納している。
 境内の説明板には載っていないが、祭神の大己貴命と少彦名命が鮑に乗って水木浜に現れた。となっている開基縁起により、72年に1度の祭典、5つの市町村を舞台に展開される伝統の祭り磯出大祭礼では、東染の参道鳥居をくぐって水木浜まで御出社し、各市町村において金砂田楽(西・東金砂神社田楽舞)が奏されます。