「四方固」
四方加持とも称し、四方の悪霊を鎮圧する呪術芸で、白頭に鶺鴒(せきれい)冠を被り神面をつけ、狩衣に紫袴を穿いた舞手が、舞処中央で太刀を受取り一拝し抜刀して三神さるの焚く護摩火で清めてから、太刀を右手に立てて持ち両手を左右に広げて東角に進む。
直立して一拝し、太刀を左手で支え頭上に掲げて左足を路み出しながら三度突く。この所作を東西南北と四角斜向いに行うのであるが、太刀の型が終ると、長刀、槍、筥祓と採物を替えて四方固をする。
最後の筥祓には「東金砂神社嵐除御祈祷五穀成就修」の神符が束ねられていて、この神符は参拝者に配られる。
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